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2026/08/27 10:05

こんにちは、店長のホソダです。
今回は、カーテン本体を縫う大きなミシンが並ぶ場所から少し離れた、別の作業ラインのお話です。
作っているのは、ドレープカーテンを開けたときに、窓の端でカーテンを束ねるバンド。
「タッセル」です。
「タッセル」です。
全体のなかでは、いわゆる「わき役」のようなパーツですよね。
最初の裁断(生地をカットする工程)でタッセルの有無を確認したあとは、本体とは違うラインへと流れていきます。
最初の裁断(生地をカットする工程)でタッセルの有無を確認したあとは、本体とは違うラインへと流れていきます。
大がかりな場所ではないのですが、実はここ、すごく面白い工夫が詰まっているんです。
大きなカーテン本体は、基本的に「まっすぐ、直線」に縫い上げていきます。
しかし、このタッセルだけは別です。カーテンの縫製作業の中で、唯一「きれいな曲線」を使って仕上げる工程なんです。
しかし、このタッセルだけは別です。カーテンの縫製作業の中で、唯一「きれいな曲線」を使って仕上げる工程なんです。
形は、昔から変わらない定番の、ゆるやかなカーブを持った「舟形(ふながた)タッセル」が今でも主流です。
時代に合わせて少し細くなったり、中に使う芯地(しんじ)が変わったりといった変化はありますが、基本の形ずっと変わりません。
時代に合わせて少し細くなったり、中に使う芯地(しんじ)が変わったりといった変化はありますが、基本の形ずっと変わりません。

私たちの工場では、この昔ながらの舟形タッセルを、1枚1枚、手作業で丁寧に縫い上げています。
実は、私たちの工場はカーテン本体も「綺麗だね」と言っていただくことが多いのですが、特にこのタッセルは、同業者やメーカーから「本当に綺麗な形をしているね」とよく声をかけてもらうパーツなんです。
カーテンのようにまっすぐ縫うのとは違って、タッセルのような綺麗な曲線を縫い上げることは、本当に難しい作業です。だからこそ、同じようにミシンを踏む「作るもの同士」だからこそ、その難しさと、仕上がりの良さが一目でパッと伝わるんですよね。
小さな1枚に重ねられる、いくつかのステップ
小さなタッセルですが、できあがるまでにはいくつかの細かい手順があります。
- サイズに合わせて生地を裁断する
- 中の芯地と生地を縫い合わせる
- 裏面から表面にひっくり返し、形をきれいに整える
- 縁(ふち)から2㎜〜3㎜のところを、1周ぐるっと縫う
この4つ目の「1周ぐるっと縫う」作業が、仕上がりの綺麗さを大きく左右します。
ただでさえ難しいカーブの縁、それもわずか2〜3㎜という細い隙間を狙って、スピードを落とさずに1周ミシンを走らせていきます。
ただでさえ難しいカーブの縁、それもわずか2〜3㎜という細い隙間を狙って、スピードを落とさずに1周ミシンを走らせていきます。
この細いステッチを入れることで、中の芯地と生地がぴったりと落ち着き、毎日使っても型崩れしない、丈夫なタッセルになります。
綺麗にカーブを縫い、最後にアイロンをあてて、ようやく完成です。
綺麗にカーブを縫い、最後にアイロンをあてて、ようやく完成です。

効率よりも、丁寧な縫いを選びたい
タッセルを自動の機械で作ろうとすると、どうしても「作業性(スピードや効率)」が一番になってしまいます。でも、手仕上げでこの綺麗なカーブと細いステッチを追求しようとすると、どうしても機械のスピードとは合いません。
機械には真似できない、この丁寧な縫いを支えているのが、「パフ(Pfaff)」という特別なミシンです。そして、その特別なミシンを自分の手足のように使いこなすスタッフがいます。
カーブに合わせてスイスイと生地を回しながら、寸分の狂いもなくきれいに縫い上げていく様子は、まさにミシンと人が一体になっているからこそできる見事な手仕事です。

こうして別のラインで丁寧に仕上がったタッセルは、このあと、前回お話しした2人1組での「検品・たたみの工程」へと進むカーテン本体と合流することになります。
朝、窓辺でカーテンを開けてタッセルを留めるとき。
この小さな1枚に込められた、丁寧な手仕事を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
この小さな1枚に込められた、丁寧な手仕事を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のブログもお楽しみに!
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