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2026/08/11 17:52

こんにちは、店長のホソダです。
前回のブログでは、もくもくと指先を動かすフックはめの工程についてお話ししました。
等間隔にフックがはめ終わり、形になったカーテンは、ここから「たたむ工程」に進むものと、さらにもう一手間、「形態安定加工」という工程に進むものとに分かれます。
等間隔にフックがはめ終わり、形になったカーテンは、ここから「たたむ工程」に進むものと、さらにもう一手間、「形態安定加工」という工程に進むものとに分かれます。
実はこの形態安定加工、昔はなかった工程なんです。
ちょっと昔を振り返ると、カーテンは2倍ヒダや2.5倍ヒダといった、生地をたっぷり使って自然な美しいウェーブを出す仕様が当たり前でした。生地の織りや繊維の状態も、今とは少し違っていたのかもしれません。
でも今は、ご予算やスマートな見た目が重視されるようになり、すっきりとした1.5倍ヒダが主流になりました。さらに、素材もポリエステルが中心になり、横にピンと張りやすい生地が増えたため、どうしても自然なウェーブが出にくくなってしまったんです。
時代やライフスタイルの変化に合わせて、ものづくりの工程にも新しい変化が生まれているんですね。
時代やライフスタイルの変化に合わせて、ものづくりの工程にも新しい変化が生まれているんですね。
そこで、今の暮らしに寄り添うきれいなウェーブのベースを整えるために、約160度という高い熱を使って、繊維の張りを優しくほぐしてあげるステップが必要になりました。
これは、二度と形が崩れないようにガチガチに記憶させるものではありません。そのため、数回お洗濯をすると自然と取れていく可能性もあります。
ですが、お部屋にパッと掛けたその日から、カーテンが素直に、きれいに収まるようにウェーブを整えてあげるための、職人さんからの最初のエールのような一手間なんです。
ですが、お部屋にパッと掛けたその日から、カーテンが素直に、きれいに収まるようにウェーブを整えてあげるための、職人さんからの最初のエールのような一手間なんです。
「機械が勝手に形をつけてくれるの?」と思うかもしれませんが、ここでも主役は職人さんの目と手です。
1枚1枚、ウェーブを出すために筒の間に生地を通していくのですが、ヒダの倍率やフックの数に合わせて、手の動かし方を少しずつ微調整していきます。
何より大切なのは、生地の「目」を確認すること。
上部のヒダの中心から、裾に向かってウェーブの頂点(一番きれいに膨らむライン)を見つけ出します。
何より大切なのは、生地の「目」を確認すること。
上部のヒダの中心から、裾に向かってウェーブの頂点(一番きれいに膨らむライン)を見つけ出します。
「まっすぐきれいに落ちているかな?」
それを何度も確認しながら、カーテンを丁寧にセットしていくんです。ヒダの数だけその確認を繰り返す必要があり、もしここで位置がズレてしまうと、せっかくのウェーブが台無しになってしまいます。だから、一瞬も気が抜けません。
160度の熱をあてた後、じわじわと100度くらいまで熱を下げてから取り出していくのですが、現場はまさに100度というサウナのような熱い環境。
職人さんはその圧倒的な熱気を感じながら、すぐに次のカーテンのセットを始めます。
職人さんはその圧倒的な熱気を感じながら、すぐに次のカーテンのセットを始めます。
室内の温度もぐっと上がるため、まさに暑さとの勝負。
しっかりと体調管理をしながら、毎日決まった枚数を丁寧に仕上げていくのは、本当にタフで根気のいるお仕事なんです。
しっかりと体調管理をしながら、毎日決まった枚数を丁寧に仕上げていくのは、本当にタフで根気のいるお仕事なんです。
「きれいな窓辺」の裏側には、時代に合わせた技術と、暑さに負けない職人さんのひたむきな手仕事が隠れています。
さて、こうして美しいウェーブのベースが整えられたカーテンは、いよいよ本当の最終段階、お客様のもとへ旅立つための「たたみ」の工程へと向かいます。次回もどうぞお楽しみに!


