Blog
2026/04/22 21:54

こんにちは、airpuricです。
今日は私たちの現場で一番最初に行われる「大切な準備」のお話をさせてくださいね。
「仕立ての良いカーテンは、実は縫い始める前から決まっている。」
これは私たちの現場で、ずっと大切にされてきた合言葉のようなもの。
最初の一歩は、大きな裁断台にさらさらと布を広げ、必要な枚数を切り出していくところから始まります。
1. 布の「機嫌」と「織り目」を見つめる。
私たちの裁断は、ただ長さを測るだけではありません。
大きな台に布をふんわりと広げたら、じっとその「生地の目」を追いかけます。
布って、実はとても正直。
その時々で微妙なゆがみやクセがあったりします。
それを見逃さないように、織り糸の流れにそっと沿うように、優しく、真っ直ぐにカッターを入れていく。
この「生地の目と対話する」というひと手間が、最後にお部屋に掛けたときの、あの「すとん」とした落ち感に繋がるんです。
2. 息を合わせて、柄とリズムを揃える。
次に待っているのは、柄をピタッと合わせる時間。
何枚も切り出すとき、お隣同士の柄が少しでもずれないように、一枚一枚、静かに重ねていきます。
「次で縫い上げる仲間に、一番いい状態でバトンを渡したい。」
そんな想いで、柄と長さを美しく揃えていく。
裁断台の上に、同じリズムで布が重なっていく様子は、見ているだけでも背筋がピンと伸びるような心地よさがあります。
3. 表には出ない「整える」という仕事。
お客様が手にする完成品からは、この「最初の切り出し」の景色は見えません。
でも、窓辺でカーテンの柄が綺麗に並び、ラインが凛として見えるのは、この土台がしっかりと整っているから。
決して派手な工程ではないけれど、私たちはこの「最初のバトン」を、何よりも愛おしく思っています。


